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高級フレンチ「ひらまつ」がホテル業界に新規参入

 

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高級フランス料理・イタリア料理を提供している「ひらまつ」が

なぜ、ホテル業界へ新市場開拓に踏み切ったのか!?

 

今回はその隠された原因を突き詰めていきます。

 

先月の15日に新規参入の第一弾として、三重県志摩市の賢島に
「ひらまつホテル&リゾート 賢島」のホテルをオープンさせました。

「ひらまつ」の勢いはこれだけに留まりません。
なんと4軒の新規ホテル設立する戦略を企てているのです。
10月27日には静岡県の熱海、年末には箱根仙石原。

そして、2018年夏には沖縄県宜野湾市にもホテル業界を
誕生させる計画が立てられています。


高級料理をウリにしている「ひらまつ」がターゲットとしている
顧客層は資産1億円以上の富裕層です。

他のホテルと差別化させている要素とは、各ホテルの部屋数が10室前後の
小規模ホテルを打ち出している点です。

先月に新規オープンした「ひらまつホテル&リゾート 賢島」のケースだと、
客室数がたったの8室です。

日本ホテル協会に加盟している1ホテルの平均部屋数が238室と比較すると、
賢島に設立したホテルはわずか3%に過ぎません。

部屋数を極限まで減らした分、高級レストランで洗練された料理には
徹底したこだわりがあります。

「ひらまつ」で提供されるフランス料理のフルコースには、
国内で名高い伊勢湾の新鮮な伊勢エビ、アワビを豊富に採用されており、
これを強みにしています。

気になる1泊あたりの宿泊料金は13~16万円(1泊2名)と高価格路線で
戦略を打ち出しています。

資産1億円以上の富裕層にしたターゲット層の中には日本人に限らず、
近年増加の一途を辿っている訪日外国人も対象顧客としています。

「ひらまつ」が賢島にホテルを新しく設立した背景には、
伊勢志摩サミットで現地の認知度が飛躍的に高まったことに加え、
訪日外国人が増加し続けていることがある。


「ひらまつ」の他に伊勢志摩にホテル開業した「アマネム」などの
高級ホテルとの覇権争いが想定されます。

陣内社長の「今まで培ってきたノウハウを有効活用し、滞在するレストラン」の
想いをホテルの利用客へのサービスに載せて、競合のサービスと一味違う
サービスを届けてもらいたい。